合理性だけじゃない。アンカー・ジャパンでマーケターとして働く面白さ

Ankerグループは、「Empowering Smarter Lives」というコーポレート・ミッションの達成を目指し、チャージング関連製品やオーディオ、スマート家電などの多様な製品群をより適切に消費者へ届けていくために5つのブランドを展開しています。マーケティング本部の本部長を務めるH.Kに、アンカー・ジャパンへ参画したきかっけや、マーケティング本部のミッションやカルチャー、どのような人達が活躍しているか話を聞きました。

 

働くきっかけは、マーケターとしてのスキルアップと顧客視点の追求

03-Sep-15-2023-05-53-26-6536-AM

H.K

マクロミル、グレイ・ワールドワイドを経て、ダイソンにてブランドマーケティングを経験。アンカー・ジャパン参画後は、ブランドマネージャーとして主力製品のブランド戦略策定とプロモーションに従事。その後、ブランド戦略部門のリードマネージャーとしてチームの拡大や複数ブランドを強化。ブランド戦略、PR、ファン育成等を担当するマーケティング本部長に就任し、中長期的なブランド育成や顧客基盤の構築を担う。
※インタビュー当時の部署・役職で記載しています



アンカー・ジャパンに入社する前は外資系大手家電メーカーでビューティーカテゴリのシニアアソシエイトブランドマネージャーとして従事していたH.K。当時の転職を検討し始めたきっかけは、自身のマーケティングスキルをより高めたいと考えるようになったことだと語ります。

H.K「前職ではビューティーカテゴリの中のドライヤーを扱っていました。ドライヤーは誰もが使っている製品なので、既に飽和化しているマーケットの中でどの様にシェアを広げていくかという仕事が主でした。マーケターとしての基礎を身につける大変貴重な経験でしたが、まだ使用者が少なく、そもそもの市場自体を伸ばしていくための手法を学びマーケターとしてさらにスキルアップをしたいと思うようになりました。

『自分の手で新しい市場を開拓していく』そのチャレンジができる環境がアンカー・ジャパンにあったことが、入社した決め手だったのですね。

H.K「アンカー・ジャパンへエントリーする段階で『Nebula』担当ということは決まっていました。プロジェクター自体の使用率が低い中、市場全体を伸ばしていく、さらにその市場の中でカテゴリーを拡大していくところに力を入れているというフェーズが、私がこれから従事したいと考える仕事の理想にピッタリ当てはまりました。今までのように、すでに出来ている市場のシェアを高めるマーケティングとはまた違うやりがいを感じられると思い、最終的にアンカー・ジャパンを選びました。

外資系企業でありながら日本の権限が大きい点をアンカー・ジャパンの魅力の1つとして弊社に興味を持ってくださる方も多いですよね。

H.K「Ankerの本や記事を読み、マーケティング施策における日本の権限の大きさを感じていました。さらに、カスタマーサクセスを通して顧客との対話が実現していること。自分が求めている理想の消費者との対話。そして、消費者視点のマーケティングができる点は何よりの魅力でした。

 

ブランド戦略チームが作る、愛されるブランドとは?

こうしてアンカー・ジャパンに入社したH.Kは、スマートプロジェクターブランド『Nebula』のブランドマネージャー、その後全ブランドのブランド戦略チームのリーダーを経て、現在ではマーケティング本部の本部長として『アンカーファン』を増やすために尽力しています。

愛されるブランドを作り、製品の価値を届けてより多くの人々に知っていただくためのアンカー・ジャパンのマーケティングの役割について聞いてみました。

H.K「そもそも“ブランドを知る”、“製品を購入する”、“購入したブランドとは別のブランドの製品も購入してみる”といったように、“知る”から “購入する”までにプロセスがあり、そこから初めてファンが作られます。マーケティングの役割としては、どのような場所で製品を販売していけばいいのか、どのようなコミュニケーションを行えば良さが伝わるのか、などといったことを具体的な施策に落とし込み、積み重ねていくことで最終的には『お客様に愛されるブランド』になっていくのではないかと考えています。

愛されるブランドを作るためには、まず自分達もブランドを愛していなければ製品の良さは伝わりません。Ankerグループの製品の良いところは、Ankerグループのミッションに基づいていることだとH.Kは続けます。

H.K「“Empowering Smarter Lives”(人々のスマートな生活を後押しする)というAnkerグループのミッションにあるように、『仕事の効率化のために早く充電したい』といった具体的ニーズから、『余暇を楽しみたい』といった情緒的ニーズまで幅広く対応できる製品を展開している点が良いところだと思っています。


アンカー・ジャパンの風通しの良い部門横断コミュニケーション

04-2

アンカー・ジャパンのマーケティング本部で働く面白さ、そして他部門との関わり方についてもH.Kに聞いてみました。

H.K「部門やチーム内に留まらず横断した動きがとても多いです。ブランドやカテゴリー横断でマーケティング本部だけでなく、事業戦略本部や新規事業本部のセールスも含めた横串の動きをしています。1つの部門内に留まらず、常にブランドとカテゴリの両方に所属しているような動きをしています。

縦横斜めにコミュニケーションが行われ、他部門との連携含め守備範囲が広いところがアンカー・ジャパンのマーケティング職の魅力なのですね。

H.K「自分の担当領域や業務の幅、といった観点ではかなり広いと感じています。例えばブランドマネージャーの場合だと『プライシングの議論には入れないんじゃないか?』、デジタルマーケティングの場合だと『オフラインの動きが一切わからないんじゃないか?』と不安に思う方もいるのではないかと思いますが、アンカー・ジャパンではお客様をサポートコーポレート本部 (カスタマーエクスペリエンス部門) も含め、全部門と関わることが出来るので、広い視野で多角的に物事を見る力も身に付くと感じています。

部門の垣根を越えたコミュニケーションでの発見や学び。また、チーム内でのコミュニケーション活性も促すことの重要性を感じますね。

H.K「チーム内コミュニケーションも活発なため、担当以外のブランドについての情報を取得することもでき、成功例や失敗例などできるだけオープンに共有しています。成功したことは自分の担当ブランドでも実行し、逆に失敗したことは候補から外し、失敗を踏まえててこう変えて実行してみよう、と試行錯誤ので、色々なレイヤーの情報に触れてアクションの精度が高められるところが面白いところだと思います。

チーム内コミュニケーションは活発と伺いましたが、マーケティングチーム内だけで完結するアクションだけではないのでしょうか。

H.K「例えば、マーケティング本部のソーシャル&アドバタイズメントチームはSNS投稿をする際に、内容が合っているかをチーム内だけでなくブランドマネージャーの確認を挟み、チームを超えて連携します。また、内容によってはカスタマーエクスペリエンス本部に確認することもあり、部門を越えたコミュニケーションも頻繁に発生しています。

必ずどこかに確認をとってから世の中に出ていく形になるので、他チームの動きも連動していますし、情報共有も常にしています。


合理性だけじゃない、アンカー・ジャパンのカルチャー

アンカー・ジャパンのマーケティング本部はどのような環境なのか、そしてH.K自身が本部長として工夫していることについて聞いてみました。

H.K「定例会議などでは私がレビュアーとしてコメントしていますが、他の人の意見を聞いてみることを大事にしています。各メンバーの主観的な反応こそがお客様の反応に近しいと思っているので、例えば今日初めて見た人に『どうですか?』と意見を聞くことでロジカルで合理的な部分だけでなく、情緒や感情、主観的な反応が得られる機会を作るようにしています。

自分の考えだけに固執しない、そういった想いがチームづくりにも反映されているように感じます。また、アンカー・ジャパンで働く方のバリューの体現度が高い点に加えて、アンカー・ジャパンらしさを感じるシーンについてはいかがでしょうか。

H.K「例えばこの映像を見て分かったか、伝わりやすかったか、と私が主観的な意見を求めたときに『何となくかっこいいです』と答える人はいないと思っています。『かっこいいと思いました。何故なら自分はこういう風にいつも思っていて、それがこの映像から伝わってきました』といったところまでちゃんと感情や主観に対しても説明が出来る人が多いですし、そういう方が上手く物事を進めている印象があります。


成功も失敗も次の糧へ。最強のカスタマーファーストを目指して

02-4

そのほかにも、チーム作りにおいて心掛けていることはあるのか聞いてみました。

H.K「先程も横の繋がりで軽く触れていますが、成功、失敗を共有することが肝だと思っています。特に失敗に関しては上司部下関係なく、特に上から共有していいものだと思っているので、マネージャー自身が失敗した例を伝えることで全体としてみると、最終的にはいい方向に知識が蓄積されていくのではないかと考えています。」

チーム内で役職に縛られず意見交換や体験談を共有できる環境はとても風通しが良いですね。チーム内コミュニケーションが活発になるように心がけていることはありますか。

H.K「まずは自ら先陣を切る、という点ですかね。先日、マーケティング本部内で独自のリスクマネジメント研修を行ったのですが、後半の時間で“直近での失敗”をみんなに聞いていました。失敗事例は言いづらいと思うので私自ら進んで失敗談を話しました。本部長である私自身から切り出すことで、メンバーも成功談や失敗談をシェアしやすくなるので、発言しやすい雰囲気を自分から作っていくことを心掛けています。

チーム全員が発言しやすい雰囲気や環境があるのは、風通しの良さとお互いの信頼関係があってこそだと感じます。

チームで助け合える雰囲気を作り、楽しんで働くことがお客様満足にも直結している。“自分達が素敵だと思わないことは、お客様もそう思わない”のだと、H.Kは続けてくれました。

H.K「弊社は一見、合理的すぎてドライな会社なのでは?と思われがちですが、意外とそうではないなと感じています。自分がイチ消費者として良いと思うことは、お客様にとっても良いことだと思っています。合理性にはまり過ぎないように自分自身でも気をつけています。アンカー・ジャパン流の合理性は、合理的に考えつつも考え過ぎることではなく、カスタマーファーストの姿勢、お客様視点から遠ざかってしまうという弊害がないようにしていることかと思います。


スキルアップできる環境があるアンカー・ジャパン

最後に、アンカー・ジャパンに興味がある皆さんに一言お願いします。

H.K「様々なフェーズのプロダクトに関われることが何よりの面白さです。ブランドが既に確立されつつあるプロダクトもあれば、まだまだ市場自体が発展途上で製品そのものの認知がないプロダクトもあります。製品ラインナップが豊富だからこそ、様々なカテゴリーでの多角的なマーケティング戦略を知ることができます。製品の種類が少ない場合はどうしても戦略は限られてくるのですが、アンカー・ジャパンでは数多くの製品があるので高価格帯・低価格帯での戦略構築の違いなど、幅広いマーケティングが経験できます。

それぞれのチームからのナレッジシェアも定期的に行っており多様な知見が得られるため、マーケターとして広い経験をしたい人には最適な環境だと思います。

 

アンカー・ジャパンが手がける幅広いブランドの成長に一緒に力を注ぎ、自身のスキルアップへ熱い思いをお持ちの方のご応募を心よりお待ちしております。


アンカー・ジャパンでは、お好きなタイミングでご参加いただけるよう30分間の会社説明会をオンデマンドで動画配信しております。

事業・組織・カルチャーについて紹介しておりますので、お気軽にご視聴ください。