ハードウェア×ベンチャー×独立気風 Ankerだから得られる成長実感

2020年8月、Ankerグループの本社Anker Innovationsが中国・深センの新興企業向け市場「Chinext(チャイネクスト)」へ上場を果たしたことでAnkerグループは新たなステージへ突入しました。グループ内で2番目に大きな重要市場の日本で、今後どのようにプレゼンスを高めていくのか。アンカー・ジャパンの代表取締役 CEO 猿渡 歩が今後のビジネス戦略を語ります。

 

成長したからこそ立ち向かえる新たな課題

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上場に向けた国内市場でのマーケティング強化に猿渡は確かな手応えを感じています。

猿渡「ここ数年実施している認知度調査の結果を見ると、チャージングの『Anker』ブランドは国内EC市場でトップクラスの販売実績を達成し、キャズムを越えました。お客様が購入できるチャネルを増やしてきたことや、CMなどで露出を増やしてきたことが効を奏しています。

オーディオブランド『Soundcore』は、オンライン市場においてイヤホンでもスピーカーでもトップクラスのシェアを誇ります。さらに、スマートプロジェクターブランドの『Nebula』はAmazonなどの大手オンライン市場におけるシェアの約3分の2を占め、Android OSを搭載するスマートプロジェクターではリーディングブランドと言えるでしょう」

こうした事業成長の成果を噛みしめながらも、さらなる高みを目指したブランドごとの課題に果敢に取り組んでいます。

猿渡「オフラインの販売網強化とブランドの認知度向上、この2点がまさしくこれからのAnkerの挑戦です。オフラインの販売網を強化する上で販売チャネルを増やすことは重要で、すでに多くのの家電量販店にチャネルを広げ、一部製品に関してはコンビニなどでも販売を開始するなど販路は確実に広がっています。しかし、まだまだAnkerが展開する余地は十分にあると考えています」

そして、同時に走らせるのがブランドの強化。販路の拡大とともに各ブランドが選ばれ続け、お客様が有意義な生活を送るためのブランドとなるべく舵をきっていくのです。

猿渡「ロボット掃除機やスマートプロジェクターなど単価の高い製品が増えてきました。Ankerコアユーザー層、つまりガジェットに明るい“アーリーアダプターのような初期採用層”のお客様ならば魅力的なスペックをご提案しただけで興味を持っていただけるかもしれません。しかし、“アーリーマジョリティといわれる話題になっているものを購入する層”にリーチしたいとなれば、やはりブランドをしっかり立てて、丁寧なコミュニケーションに力を入れていかなくてはなりません」

 

裁量の大きい環境とローカルを尊重するカルチャー

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さらなる成長に向けて、打つべき手はいくつもあります。だからこそアンカー・ジャパンが最も力を注ぐのが人財です。

製品によってはオンライン市場においてカテゴリシェア1位を獲るものもあり、グループ本社が上場を果たしたことで日本市場への今後戦略的にサポートが提供されるため、会社としては安定した状態にありますが、アンカー・ジャパンには引き続きスタートアップとしての魅力が詰まっていると猿渡は話します。

猿渡「アンカー・ジャパンは、まだ約70名(2021年3月1日時点)という従業員規模です。事業規模に対して、この数は少なく、だからこそ社員一人ひとりに大きな裁量があります」

裁量の大きさは、もともと外資系かつスタートアップ企業であることの影響が大きいものの、本社とは独立したポジションを確立していることがアンカー・ジャパンの特徴でもあります。他ならぬ猿渡自身が、そうした気風を育ててきました。

猿渡「Ankerグループには、基本的に本社が戦略を押し付けるといった文化はありません。ローカルのことはローカルですべてを決める。たとえば、マーケティングもセールスも戦略や戦術はほぼ私で決裁していますし、CM撮影のような新しい試みも本社にお伺いを立てたり、頼むことはありません」

結果を出すことを前提に裁量が与えられる。それによって事業のスピード感が高まる。この好循環が社員のモチベーションを引き出していると猿渡は語ります。

猿渡「合理的な理由があれば、ローカルで製品を企画して販売することもできます。ソフトウェアではなくハードウェア・ベンチャーで働く面白さを、ローカルにいながら最大限享受できることがアンカー・ジャパンで働く大きな醍醐味でしょう」

 

高い挑戦心が求められるからこそ得られるやりがい

カルチャーとしての裁量の大きさに惹かれて多くの優秀な人材が集まってくるアンカー・ジャパンですが、それは個々人の挑戦心やスキル・能力の高さがあってこそ醸成されてきた文化であることを猿渡は強く意識しています。

猿渡「日本は個人の能力や成績を見つつも平準化して基準を作る傾向がありますが、アンカー・ジャパンは逆です。より高い質で仕事ができる人、より挑戦心が高い人に合わせてスタンダードを作り、みんなにその基準で仕事をすることを望んでいます。そうしなければ勝ち切れないからです」

猿渡が持つ強い危機感は、ハードウェア業界の厳しさを前提としたものです。

猿渡「ハードを作って売っているというのはシンプルなこと。そこを勝ち切るということは、突き詰めれば高いレベルの人材を採用し続け、お客様のニーズに適った良いプロダクトを出し続けるということに尽きると思うのです。私たちは今はそれができていると思いますし、今後も維持していかなくてはなりません」

だからこそ猿渡は採用に一切妥協せず、圧倒的に強い個人を集めてきました。裁量の大きさに比例して、個人が担当する業務範囲も広いということも、アンカー・ジャパンで働く人材のレベルの高さを物語っています。

たとえば、ブランドマネージャーは一人でマーケティングの川上から川下まで見なくてはなりません。各ブランドの事業戦略を描き、施策を立案し、お客様とも直接コミュニケーションを取る。広告の出稿業務を担当することすらあります。

猿渡「もちろん作業分担はしますが、一気通貫できるような環境には大きなやりがいがあると思います。川下まで自分でやりきるという経験は他社ではまずできない。そこには自分でやったという手触り感が確かに残るんです」

どこへ行っても、説得力をもって「自分がやった」といえる経験がアンカー・ジャパンで働く意義だと猿渡は話します。

 

自らの成長体験がアンカー・ジャパンで働き続ける理由

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猿渡が訴えるアンカー・ジャパンの魅力を迷いなく伝えられるのは、彼自身が、アンカー・ジャパンで働きがいを実感し続けているひとりだから。成長できる環境がまだまだあると熱を込めて話します。

猿渡「私が入社した頃、AnkerグループはモバイルバッテリーをAmazonで販売するだけのメーカーでした。今では製品カテゴリが拡大し、オフラインでも、それこそコンビニでもAnkerグループ製品が販売されるようになりました。毎年違う会社にいるかと思うほどの驚きがあります」

もともと猿渡ひとりのチームではじまった事業部はわずか8年目にして50名ほどの規模に。すべて猿渡自身が採用にかかわってきた人材です。売り上げは9億から2020年には200億円規模となりました。

猿渡「この流れはまだまだ続く。前年比で数十%の成長ができると思っています。この規模の成長を、自分の成長とともに感じられるというのは、とてつもないやり甲斐です」

猿渡が入社した頃は、名刺を取引先へ持ってい行っても、何の会社かと問われることが常でした。今では、名刺を見せると「製品を持っていますよ」「あの施策見ました」と言ってくださる人も少なくないといいます。

数字だけでなく日々の仕事のなかでも、猿渡は事業の成長と自身の成長の両方を実感してきました。

その喜びを、そこへ至る過程の楽しさを、もっと多くの仲間と共有したいーー。

アンカー・ジャパンのさらなる成長を糧として、自らの成長を強く望む仲間を猿渡は求めています。

 


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