合理性だけじゃない。アンカー・ジャパンでマーケターとして働く面白さ
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オンライン市場にとどまらず、家電量販店やコンビニエンスストアへも販路を広げ続けるアンカー・ジャパン。この販路拡大の中枢を担う事業戦略本部を統括するのは、W.Sです。アンカー・ジャパンの成長を支えるドライバーは何なのか。彼のキャリアとともに紐解いていきます。
入社3年で5つの部門を経験。日々新たなチャレンジが待つアンカー・ジャパンでのキャリア
W.S「SCM担当として入社して2ヶ月経たないタイミングで、新規事業立ち上げのプロジェクトの話が上がってきました。当時、人員という観点でのリソース的にも、また新規事業の立ち上げを推進できるというスキルセット的にもアサインできる専任のメンバーがいませんでした。前職のコンサルティング会社での経験を活かせるのではないかと思い、自ら手を挙げSCMとの兼務という形でプロジェクトに参画しました。
その後1年半ほど兼務を続けていたのですが、チーム横断での中長期的な製品戦略やデータ活用の強化の必要性を感じるようになりました。そこで兼務がひと段落したタイミングで新しく「戦略企画」という部門の立ち上げを提案し、任せてもらうことになりました。
最初はたった一人の部門だったのですが、定期的な消費者調査を導入し中国の開発チームに日本のニーズをフィードバックしたり、新しくBIツール(ビジネスインテリジェンスツール)を自ら導入したり、様々な新たな取り組みをさせてもらいつつ、徐々に部門としての人数も増えていきました。」
入社1年半ほどで戦略企画部門を立ち上げたW.Sは、部門の役割の変遷とともに多岐に渡る業務を経験しています。
W.S「戦略企画部門の立ち上げから1年後には組織の成長と合わせて組織体制が変更され、市場分析を行い、製品戦略立案を担う「Go-to-Market」の機能に特化したビジネスアナリティクス、オフライン主要販路の売上責任を担うリテール&エンタープライズに加えてSCMと3つのチームのリードを兼任し、横断的に見るようになりました。
2021年からは事業戦略本部の統括として、オンラインの売上責任を担うEC、新規の販路開拓やBtoBビジネスを担う事業開発も合わせて、全部で5つのチームを横断的にリードし、アンカー・ジャパンのセールスとオペレーションの責任を担う機会を頂いています」
このように多様な役割を担ってきたW.Sは、過去に外資系大手事業会社とコンサルティングファームの2社で経験を積んできました。
W.S「新卒から3年ほど勤めたアマゾン・ジャパンではロジスティックスや倉庫内のBPR(業務改善)を経験しました。アマゾンにおいては「Custmer Obsession (=お客様を起点にして考えること) 」という言葉が大事にされており、自分以外の全ての人が「Customer」であると教わりました。そして「Customer」のためにスピード感とオーナーシップを持って、最適な判断を下していくことの大切さを学びました。
その後、ビジネスに必要となるスキルセットを、より体系的に身につけ幅広い経験をしたいという思いから、外資系コンサルティングファームのアクセンチュアへ転職しました。
アクセンチュアにおいては厳しくも優秀な先輩方に恵まれ、ハードスキルはもちろん、ファクトと仮説をベースにクライアントの期待を超えたベストな問題解決の提供にこだわるプロ意識の大切さを学びました」
事業会社とコンサルの2社を経験したからこそわかる、アンカー・ジャパンの魅力があるとW.Sは言います。
W.S「事業会社とコンサルティングの両方を経験する中で、自分自身でリスクを負って物事を判断し進めていく能力を身につけたいという思いが強くなりました。
”自ら判断する機会を質と量の両側面で最大化したい”、そう考えた時に、成長著しい事業会社で、人数規模が少なくかつ早いPDCAサイクルが回せる会社としてアンカー・ジャパンが非常に魅力的に映りました。ハードウェアで成功している数少ないベンチャーというキャリアにおける希少性も魅力的でしたね」
実際に入社してみて感じたアンカー・ジャパンの魅力を「スピード感」「合理性」「全体最適」の3つの言葉で表現しています。
「アンカー・ジャパンの面白いところは、事業会社的な考え方とコンサル的な考え方がハイブリッドに融合され、バランスが取れている点にあると思います。
「スピード感」があり、毎週いくつかの新製品が発売されます。よって判断が求められる機会が非常に多いのですが、同時に判断の規模・粒度問わず、常になぜその判断をすべきかという「合理性」が求められます。
加えて、それが他部署や会社全体ひいてはお客様のためになっているかという「全体最適」の考え方も同時に重要視されます。まさに私が前職まで経験した事業会社とコンサルティングファームの両方の文化が根付いているユニークな側面だと思っています」
入社から3年で5つの部門を経験し、現在事業戦略本部の統括を担うW.Sは、これだけの幅広い役割を短期間で経験できた背景には、圧倒的な企業成長とそれを支えるアンカー・ジャパン独自の組織文化があると言います。
W.S「合理的かつ全体最適に適った提案であれば採用される。そしてそれが個人対個人の話だけにとどまらず、組織対組織においても重視される。これこそがAnkerグループ全体としての強みだと思います。実際、中国チーム側からの戦略的な提案に対して「日本チームとしてはこうしたい」とディスカッションすることは日常茶飯事ですし、中国チームも「日本の事情を一番理解しているのは日本チームだ」という点をリスペクトして議論に臨んでくれています。
型にとらわれず合理的なスタイルを持っているからこそ、ボトムアップの提案も受け入れてもらえる。もちろんそれには、合理的な説明が求められますし、提案したからこその責任は生じますが、こうした環境こそが私を含め、多くのメンバーのモチベーションにもつながっていると思います」
合理性と全体最適を重んじる文化だけでなく、スピードへのこだわりもアンカー・ジャパンを体現している文化の一つだとW.Sは続けます。
W.S「スピードへのこだわりはアンカー・ジャパンを語る上で外せない要素だと思いますし、今後も変わらず大切にしていきたいです。
私はスピードは「選択」だと思っています。何かをしなければいけない時に、これを現状の情報に基づいて本日中にやってみるのか、期限を設けずに考えて結論が出るまで見送るのかはその人の選択次第ですよね。考えすぎて何もやらないくらいであれば、現時点での初期情報に基づいて合理的な仮説を立て、早い段階でリスクをとって物事を一個前に進める。
そうすることで結果がどうであれ、ファクトが一つ積み重なる。PDCAという「実験」を積極的にすることが推奨されるのが、アンカー・ジャパンの組織文化の一つだと思っています」
スピード感と合理性を基軸に急成長を遂げたアンカー・ジャパン。今後は事業面において、売上拡大はもちろん、より顧客にフォーカスしてプロダクトの付加価値を高めていく戦略を描いています。
W.S「今後も売上拡大はもちろん、その過程でより幅広いお客様に、高い付加価値を提供していきたいと思います。新しい製品カテゴリーを拡充し、既存のファンの方々を大事にしつつ、新たなAnkerファンを増やしていきたいです」
組織面においては、スピード感を保ちつつ、データドリブンでより合理的な組織を目指しています。
W.S「チームとしてはメンバーが増えている段階ですが、より全体最適の意識を持って判断ができるプロセス設計を強化していきます。
これまでのスピード感を失わず、より合理的な意思決定を行える組織にしていきたいです。具体的には実績や経験を定量的なデータに落とし込み、それらをBIツールなどを駆使してアウトプットし、各メンバーの意思決定に活用していくことでアンカー・ジャパンのこれまでの成功体験をさまざまな粒度で再現していけると考えています」
4年前にアンカー・ジャパンに入社し、成長過程を経験してきたW.S。当時に比べ、組織として成長してきたからこそできることも増えてきていると言います。
W.S「私が入ったときは、人数規模も少なく良くも悪くも何でもできるという、いわゆるベンチャー的な魅力は今よりも色濃かった気がします。しかし、その反面、プロセスもデータも整備されてなかったため、やりたくてもできないことがたくさんありました。その意味で今はできることが格段に増えています。
組織体制やビジネス基盤が整ってきたからこそ、これまでできなかった規模感の大きなマーケティング施策や付加価値の創出といった本質的な部分にチームとして戦略的にアプローチしていけるフェーズに入ってきたと思います」
組織としての体制が整いつつあるアンカー・ジャパン。基盤が整備されてきた今、単なる優秀な個人の集合体ではなく、チームとして大きな目標を成し遂げられる体制へとトランスフォーメンションを進めています。
W.S「私が入社した2017年と比較してもアンカー・ジャパンの製品を使ってくださるお客様や、アンカー・ジャパンを知ってくださっているお客様も増えてきたと日々実感しています。
売上拡大・認知度の向上により、ビジネスの規模も大きくなる一方で、その複雑性も増してきており、より難易度の高いチャレンジに対してチームとして相乗的な効果を発揮して取り組んでいくことが求められています。
前例のないチャレンジにどのように立ち向かい、それをゼロベースで考えられるかか、ということがアンカー・ジャパンにおいて今だからこそできることなのかなと思います」
オンライン販路にて圧倒的な成長と存在感を示し、展開しているカテゴリほぼ全てでシェアNo.1を獲得しているアンカー・ジャパン。急成長を継続しながら、チームとして今後いかに成果を最大化できるかを考えるフェーズに突入しています。アンカー・ジャパンがこれから歩んでいく道は、前例のない新しい道とも言えるでしょう。その新しい道に、アンカー・ジャパンの一員として共に「足跡」を刻んでくださる方をお待ちしています。
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